HOME > ELEMENTOPIA > 第02話 コーナスの謎の手紙
【課題シナリオ】
「ああ,コーナスの村なら,ここからセレスエル山脈方面に2時間ほど歩けば着くはずじゃよ」
「ありがとう,おじいさん」
コーナスという村から依頼の手紙が届いたのは2日前の事だった。
『村の近くの廃墟に獣が住み着いてしまって困っている。
農作物は荒らされ,人が襲われ,安心して暮らす事ができない。
この前も夜中に家族が襲われ,死傷者が出てしまった。
このままでは村は駄目になってしまう。
そこで,村の警備と獣の退治をお願いしたい』
余程小さな村なのか,地図にはそういう名前の村は見当たらなかった。
だが,近隣の町村に行けばきっと知っている人がいるに違いない。
「ああ,それなら山脈方面に…」
今日はこれで何人目だったじゃろうか。コーナスの村といえば,もう1年も前に魔獣に襲われ,
廃墟となっているはずの小さな村だ。一体,あの村に何があるというのじゃろう…。
お礼を述べる傭兵らしき男を見ながら,老人は一人,怪訝な表情を浮かべた。
【今回の課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】
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