念能力者のなかには，ある特性を先天的に付与された念をもつ特異体質者がいる。

１．堕天憑き

翼があるかのような念の形をしている特異体質を
幻肢現象に準じて幻翅（ファントム・ウィング）体質という。

能力系統としては変化系に属しているが，
空間に対し，ピンポイントに座標指定して念能力を使用できるため
念を広げることの苦手な変化系としてはチートな効果を発揮できる。

幻翅体質者は「堕天憑き」とも呼ばれている。

「白鶴童子（はっかくどうじ）」
空間に対し，念の性質を冷気の状態に変化させる。

「雷震童子（らいしんどうじ）」
右の幻翅は，空間に対し，念の性質を電気の状態に変化させる。
左の幻翅は，念の力を斥力に特化して，斥力場を発生させる。

「黒鳶童子（こくえんどうじ）」
空間に対し，念の性質を熱気の状態に変化させる。

「金霞童子（きんかどうじ）」

三人で一つの名前をもつ三つ子の兄弟で，いちばん下の弟が幻翅体質。
空間に対し，念の性質を香気の状態に変化させる。

２．妖精憑き

魅了体質者のことを「妖精憑き」という。
（妖精憑きについては，こちらを参照）

「胡喜媚（こきび）」

胡喜媚は，妖精憑きと幻翅の二重体質者で，
空間に対し，念の性質を香気の状態に変化させる。

３．怪物（けもの）憑き

意志と関係なく念獣を出現させてしまう体質を 「怪物（けもの）憑き」という。
（怪物憑きについては，こちらを参照）